未完了の悩みを終わりにしましょう

あなたには長い間忘れることが出来ない悩みはありますか?

過去の出来事がいつまでも消えないのは
辛くて苦しいですね

 

未完了な問題や悩みに対して辛いくても再体験することで
「今ここ」での気づきを得る心理療法を
ゲシュタルト療法と言います

過去の問題も未来の不安も
悩んでいるのは、「今ここ」にいる自分です

ゲシュタルトとは、ドイツ語で「塊」「かたち」「全体」という意味です
ゲシュタルトの理論では
外部の世界をバラバラな寄せ集めではなく
意味のある一つの「まとまった全体像」として認識すると考えます「ゲシュタルト崩壊」といういう言葉を聞かれたことがあるのではないかと思いますひらめき電球 

「今ここ」
において、未完了になっているから悩みとなっています
その問題に無意識で執着してしまっています悩みの原因を再体験することで完了させてしまうのです
もしも過去の問題が本当に過去のものとして完了しているなら…
それは問題ではなく、問題として存在していないということです
そこで大切になるのが「気づき」です
「気づき」
とは・・・何らかの情報にアクセス出来る状態例えば
「雨が降りそうな空」に気づいている
「自分が寂しい」ことに気づいている
「お腹が空いている」ことに気づいている
それを言葉で伝えられる状態


私達は、全てに気づいているわけでなく
実際はほとんどのことに気づかずにいます
つまり、多くのことを意識していなく、無意識に処理を行っています

問題に気づいていなければ解決に向けた対処ができません
そのために「気づき」が必要となるのです。よく知られた理論に「図と地」があります

人は、1つの「図」に注目するとき「他」の部分は地となってしまう…ゲシュタルト療法では、意識的にどこに注意を向けるかによって
意識されずに「地」となっていた部分を意識の「図」に反転させていきますビックリマーク「ルビンの壺」の絵は見たことがあるのではないでしょうか?

 

上の図は、あたなは何に見えますか?

黒い壺に見えるひともいれば、人が向き合う顔の人もいしている

 

人はある瞬間、、一つのことだけを体験しています

この「図」と「地」が
柔軟に切り替えが出来る状態は健全ですが
悩みに捉われた時は切り替わらないのです

「エンプティチェア―」では空の椅子に今はもう側にいない人、亡くなった人から自分の身体の一部や価値観まで…
対象物は幅広く座ってもらい、ダイレクトに向き合い対話する事が出来ます。人は問題解決をする能力があり、人生に責任を取る

この考えからカウンセラーはクライエントに解釈を入れません
自らが「気づき」を得ていくようなファシリテートをします

人は問題解決をする能力があり、人生に責任を取る

いずれの療法も抑圧された無意識な部分を意識化するアプローチ

 

自分を抑圧していることに気づくことで
執着してしまっている出来事に向き合い完了させていきましょう

軽やかになっていきます