子どもは自分の役割を懸命に演じています

先日、厚生労働省でヤングケアラーについての
実態調査の結果が発表されていました

 

「ヤングケアラー」とは
家族のお世話や家事を日常的に行う子どものこと

 

厚生労働省の小学6年生を対象にした実態調査で
「世話をしている家族がいる」回答が6.5%

⁡このうち「きょうだい」の世話が71.0%
「母親」の世話が19.8%

「平日1日あたりに世話に費やす時間」では
「3時間未満」が52.4%
「7時間以上」が7.1%

子ども本人がヤングケアラーであることの
自覚はないことが多いですので
周囲が気づくという視点が大切になりますびっくりマーク

 

子どもが家族をケアすること自体が問題なのではなく

子どもとして
守られるべき権利を大切にするため
大人の支援が必要ですね

 

 

 

機能不全家族
子どもが子供らしく・・・
安心することが出来なかった
守ってもらえなかった
愛情をもらえなかった環境です!

 

そんな環境で育ったアダルトチルドレンは
様々な役割を演じてきています

 

ヒーロー
家の問題を隠すために家の外で懸命に活躍します
勉強・スポーツ・・・頑張ります!
世間に注目されることで、両親の関係を取り持ち
家の問題を表ざたにできなくさせます

 

スケープ・ゴート
問題行動を起こしたり
けがをしたり病気になることで
迷惑をかけ、心配をさせ、手間を掛けさせ
「この子さえ居なければ」という原因で居続ける
これにより本当の問題から家族が目をそらすことを援助します

 

ピエロ
空気が悪くなりそうな時、おどけてふざけて空気を変える
自分が注目されることで家庭の問題から
目をそらすことが出来ると考えています
「自分が何かしないとみんなが不機嫌になる」
という恐怖があるのです

 

プラケーター
小さなカウンセラー
気分が落ち込んでいる、疲れているような家族をいつも慰めています
暗い過去をしてため息をついている母親を慰めたりしています

 

ロストワン
居ない子
大人しく、手のかからない、存在感の薄い子
家族とのコミュニケーションに諦めがあり
存在をなくして自分の心を守っています

 

イネイブラー
家族の心配してお世話をしています
偽親と呼ばれ親子の役割が逆転しているのです
自分を後回し、同情心が強い傾向があります

 

 

これらは主な役割ですが
子どもは、自分の環境の中で
自分なりに考え、安全に生き延びるために

必死に努力を重ねてきています

 

 

私達は何が出来るのでしょうか?

 

心の仕組みを知り
自分自身、家族への連鎖を断ち切ること
一人一人の変化が重なって社会貢献につながる様に思います🤍